アンガーマネジメント

先日、出かけ先で母が転んだ。
椅子に座ろうとしたら
座面があちら向きになっていた 
という・・・
脇腹を強く打って痛がるので
湿布を貼って寝かせた。

翌朝、病院でレントゲンを撮ったら
肋骨にヒビが入っていた。
本人は折れたと言っているが・・・
87歳になるとヒビも骨折と同等だ。
痛いことに間違いはない。

数日後、病院に技師が来て
コルセットをあつらえた。

母がコルセットを作るのは2回目。

前回は体に合わず、数日で外した
高かったのにしょうもない商品だった
せっかく作ったのに
役立たずで背中が曲がってしまった と
ボロクソに言い放つ。
今回はちゃんとしてほしい と。

技師の方は苦笑いしていた。
いろいろ難癖をつけられても
丁寧な話し方で母の機嫌をとりながら
コルセットを装着、微調整を繰り返す。
老人の扱いに慣れているなと思った。
アンガーマネジメントができている。

母は優しくされて上機嫌。
今回のはよくできている。
これはいい と満足して帰宅した。


のに・・・


止められた入浴を敢行する。
骨がくっつくまでシャワーにしろと言われたのに。
シャワーでは温まれないと。そして
やっぱりコルセットが合わない 
胴回りがブカブカする と。

調整してもらっていた時に
どうして言わなかったの と言うと

せっかく作ってもらっているのに
こちらからは言えない と。
説明されても聞こえんし(いや、ちゃんと聞いていた)
今回も下手くそやったな と言い放つ。


はーなーもー





母の要望どおりに
コルセットを締め上げた。
技師からは
キツくすればいいものではない と聞いていたが
母のしたいようにする。
そうしたら

これでは何もできない
かがむことができないから靴下も履けない
自由を奪われて情けない と。

文句ばかり。言いたい放題・・・


何のためにコルセットをしているのか
安静にするためだろう。
ヒビが入った骨が修復するまでの辛抱だ。
そういうことも
だんだんと納得できなくなってきている。
技師に言われたことを伝えてみたが

それはオマエの意見だろう
勝手に押し付けんといて だと。


最後は口論になってしまった。


私は無理。
アンガーマネジメントができない。



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