グリーフケアはこころのリハビリ
心療内科は新規患者の受け入れをしていなかった。
知り合いが多い市役所主催の会には行きたくない。
検索で知った「グリーフケア」
グリーフとは「悲嘆」
近親者との死別・別離をはじめ、
さまざまな愛情や依存の対象を
喪失した際に生じる反応をいう。
グリーフケア(悲嘆ケア)は
日本ではまだまだ知られていない。
内容もサイトによってさまざま。
臨床現場で参考にされているのがこれ。
哲学者アルフォンス・デーケンによる
悲嘆のプロセス
1 精神的打撃 麻痺
2 否認
3 パニック
4 怒り 不当感
5 敵意と恨み
6 罪意識
7 空想形成 幻想
8 孤独感 抑うつ
9 精神的混乱 無関心
10 あきらめ
11 新しい希望
12 立ち直り
系統だった分析は
患者を観察して導き出したのだろうか。
死別を経験したひとすべてが
このプロセスをたどるわけではない。
悲嘆反応のさまざまな症状を体験しながら
行ったり来たりするもの。
立ち直りまでの期間はひとそれぞれ。
数ヶ月のひともいれば数年と長期にわたるひとも。
故人との関係性や年齢や
さまざまな事柄が影響する。
ケアする人は
無理にプロセス通りに進めてはいけない と。
グリーフケアは、リハビリなのだ
悲嘆にくれるひとを
日常生活にもどすリハビリ・・・
他のサイトには具体的な方法があった。
身近な人の死、その正しい乗り越え方
- 「時間が解決する」は違います
- 故人のことを偲んで思い出す
- 「故人の死」について意味を見出す
- 自分の感情を紙に書きだす
- 感情を隠さず表に出す
- 同じ境遇の人を見つけて感情を共有する
- 心療内科で受診する
- 自分のことを大切にする
正しい乗り越え方 って?
上から目線なのが引っかかる。
手術の翌日から歩かされたり
強制的な運動を始める
痛くても動かさないと固まってしまう
動かしているうちに
失われた機能が回復することがある
こころも同じ
それはわかっている
わかっている
ダンがいなくなって
私は意固地になっている。
ダンがいない悲しみに
しがみついている。
この悲しみから逃れられない。
剥がされたくない。
まだまだ・・・

