後悔していること
忘れ去られたカレンダー
ダンのぐあいが悪くなりはじめたころから
そのままになっていた
ダンは病にくるしんでいた
だいじょうぶだよ
よくなるよ
私は深刻に受け止めていなかった
よくなると信じていた。
まだまだ時間があると思っていた
あのときにもどりたい
あのときにもどってダンに
愛しているよ と言いたい
大好きだよ と
死んでしまうのなら
それまでの間、
シャワーのように
浴びせかければよかった
愛しているよ と
あたりまえのように暮らしていた
空気のように
無くなると生きてはいられないのに
お互いに
面と向かって言い合ったことはなかった
失う前に
もっと伝えておけばよかった
愛していると言えばよかった
大好きだよと


